REPORT
京都慕情
メディア関連のお仕事で、最近関西方面への出張が増えています。中学・高校と日本史マニアで、山川出版社の「詳説・日本史」と司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「燃えよ剣」、池波正太郎「幕末新選組」あたりを愛読していたので、部類の京都好きではあったのですが、就職してからすっかりそんなこと忘れていました。ということで、久しぶりに空き時間を利用して見物しているわけです。
まずはイノダコーヒ本店です。「三条へ行かなくちゃ。三条堺町のイノダってコーヒー屋へね。」のフレーズで有名な高田渡の曲に出てくる実在のお店です。
ここでは、「アラビアの真珠」と「フレンチトースト」が定番です。ここのフレンチトーストはほとんど揚げパンです。最高です。高校時代に、親から小遣いをもらった上で家出して、京都一人旅をした際に初めて訪れて以来、必ず立ち寄ります。
どこ行くあてもなかったので、定番「知恩院」まで三条堺町から歩いてしまいました。もちろんBGMは渚ようこの「京都慕情」です。
知恩院は浄土宗の総本山です。世の中には無数の「総本山」「総本店」「総本舗」などがあり、うんざりしますが、知恩院は「これぞ総本山。総本山はかくあるべし」を後世に伝える貴重な総本山です。「よっ、日本一。よっ、大統領」と言わずにはいられません。
知恩院から清水寺方面に行けば、有名な二年坂とか産寧坂などがありますが、そのスタート地点とも言うべき、一年坂がここです。このなんともいえぬ路地裏感が渋くてたまりません。
そんでもって、夜は宿泊先ホテルの近くにあるうなぎ屋さんで、きんし丼を食べます。おいしいですが、錦糸卵が邪魔なような気もします。
一仕事終えた後に、散歩しながら東寺までブラブラしてみましたが、すっかり閉まってました。
東京へ戻る前には、定番の第一旭です。食べ過ぎました。